日本を代表して世界と戦う戦士たちが身に纏う青のユニフォーム。近年は、ユニフォームにも注目が集まっており、魅せ方も色々と変わってきました。
11月6日には、日本代表新ユニフォームが発表されました。斬新で思い切ったデザインに賛否両論ありますが、今回は日本代表歴代のユニフォームをご紹介していきます!
目次
日本代表歴代ユニフォーム
2001年
『FUTURE PROGRESS』
準優勝を飾った、コンフェデレーションズ杯で着用されたユニフォームです。
その他新全試合などでも13回しか着用されていなく、また通常2年間モデルチェンジをしない中、2001年モデルは1年間のみの着用となった、少しレアなモデルとなっています。
主な代表選手
中田英寿・宮本恒靖・小野伸二・柳沢敦
主な戦歴
コンフェデレーションズ杯準優勝
2002年~2003年
『富士山』
自国開催、2002FIFAワールドカップ日韓大会で着用されたユニフォームです。機能性に優れており、熱を逃がすため裏地にメッシュを採用しています。
首から袖にかけての赤いパイピングは逆さ富士をイメージしており、W杯への思いが強いデザインとなっています。
主な代表選手
川口能活、松田直樹、中田英寿、中山雅史
主な戦歴
FIFAワールドカップ日韓大会 ベスト16
2004年~2005年
『BLUE PRIDE』
明るめの青と濃い青のグラデーションが特徴的なデザインのユニフォームです。
2004年に3度目のアジアカップ制覇を果たした記念すべきユニフォームで、未だに根強い人気があります。
主な代表選手
中村俊輔、三都主アレサンドロ、鈴木隆行、福西崇史
主な戦績
AFCアジアカップ優勝
2006年~2007年
『刃文』
2006FIFAワールドカップで着用された斬新なデザインが特徴的なユニフォームです。
SAMURAI BLUEにちなみ、日本の伝統である「日本刀」をモチーフにしています。
惜しくも予選敗退となってしまった悔しい思い出の多いモデルですが、日本の至宝、中田英寿が最後に着用した日本代表のユニフォームとしても有名なモデルとなっています。
主な代表選手
中田英寿、中澤佑二、高原直泰
主な戦歴
2006FIFAワールドカップ 予選敗退
2008年~2009年
『日本魂』
チームのさらなる飛躍を表現したゴールドの放射線状が特徴的なユニフォームです。
本田圭佑・香川真司の代表デビュー時に着用されたモデルとしても有名です。
ベースカラーを従来の濃い青から明るい青に変更したことや、ゴールドとの掛け合いはどうなのかなど、賛否両論あったのも懐かしいですね。
主な代表選手
中村俊輔、本田圭佑、香川真司
主な戦績
2010南アフリカワールドカップ 予選突破
2010年~2011年
『革命に導く羽』
2つの異なる機能のユニフォームを開発し、選手が好きな方を着用できる新しいシステムを導入した画期的ユニフォームです。
2010年南アフリカワールドカップで着用され、見事ベスト16進出を果たすなど、数多くの輝かしい戦績を残したモデルです。
主な代表選手
本田圭佑、駒野友一、前田遼一
主な戦績
2010南アフリカワールドカップ ベスト16
AFC アジアカップ 2010 優勝
2011 FIFA 女子ワールドカップ ドイツ優勝
2012年~2013年
『結束の一本線』
日本全土の思いを一つにする「結束」をコンセプトに掲げ、絆を表した「結束の一本線」、
濃い目のジャパンブルー「結束のカラー」、サポーターとの繋がり「結束のメッセージ」の3つをキーにしたユニフォームです。
主な代表選手
川島永嗣、香川真司、岡崎慎司
主な戦績
EAFF東アジアカップ 優勝
2014年~2015年
『円陣』
選手、サポーター、一人一人が戦うために「円陣」をコンセプトにしたユニフォームです。エンブレムから放たれているラインは、円陣をして、選手がピッチに走り出す様子を表現しています。
adidasが独自で開発した機能を採用し、当時のユニフォームの中では最軽量のユニフォームでした。
2014年ブラジルワールドカップで着用されましたが、結果は惜しくも予選敗退でした。
主な代表選手
長谷部誠、長友佑都、大久保嘉人
主な戦績
2014年ブラジルワールドカップ 予選敗退
2016年~2017年
『イレブンブルー』
11人の選手の個性を表す11本のグラデーションブルーが特徴的なユニフォームです。日本代表史上最も濃いブルーを採用しています。
発表前には、カウントダウンバナーが出現するなど、発表前から話題になったモデルです。
ただ、当時は酷評が少し多かったモデルでもありますね。個人的には、シックでかなり好きなデザインです。
主な代表選手
大迫勇也、香川真司、吉田麻也
主な戦績
2018ロシアワールドカップ 3次予選突破
2018年~2019年
『勝色』
勝利への魂を表した「勝色」で染め上げ、日本の伝統的な色である濃い藍色を施したユニフォームです。
「刺し子柄」にはいままで日本代表に関わってきた全ての人の思いを紡ぎ、ワールドカップを戦うというメッセージを込めています。
2018年ロシアワールドカップで着用され、ベルギーとの熱戦を繰り広げ、惜しくもベスト17で散ってしまいましたが、日本中が熱くなりました。
主な代表選手
大迫勇也、乾貴士、柴崎岳
主な戦績
2018年ロシアワールドカップ ベスト16
E-1 サッカー選手権 準優勝
2020年
『日本晴れ』
日本中に希望を与える日本晴れの空の様な存在であって欲しいという思いが込められた、日本代表の最新ユニフォームです。
これまでのデザインとは打って変わって、かなり大胆で斬新なデザインとして発表し、驚きの声が多いモデルです。
2020年の東京五輪で着用される予定のユニフォームです。ぜひこのユニフォームで世界の頂点に立って欲しいですね!
主な代表選手
堂安律、中島翔哉、南野拓実、久保建英
歴代一番かっこいいユニフォームは??
2001年から約20年間のユニフォームを振り返ってきました。
完全に主観で一番かっこいいユニフォームを決めさせていただくならば、
2012年~2013年モデルのユニフォームです!
選出理由としては、ディープブルーのシンプルで重厚感のある色味に、赤の一本線のアクセントが施されている、シンプルであり、かつ、熱い気持ちを感じられるデザインのかっこよさです。
また、11人揃った時の統一感が段違いにかっこよく、これを見ただけでも心なしか強く見える気がします。
でも、ユニフォームはそういうものです。身に纏う側がどんだけ熱い気持ちになれるか、ユニフォームをきた瞬間に戦う気持ちに切り替わることができる、選手にとってのスイッチになるものです。
サッカー日本代表歴代ユニフォームで一番格好いいのはどれ?|まとめ
日本代表の歴代ユニフォームについてまとめてきました!
選手が大事に一戦を戦うためのユニフォームにはこんなにも具体的なコンセプトがあり、ストーリーがあり、ただのお揃いの服なだけではなく、全選手・スタッフ・サポーターの思いを一身に背負った、物凄く重い、そして栄誉あるユニフォームなのです。
このユニフォームを身につけたものにしか分からない、重いというのはたくさんあることでしょう。
2020年の東京五輪でも、「日本晴れ」のように、スカッと勝利して良い結果をだして欲しいですね!