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【保存版】ラグビーのルール・初心者にわかりやすく簡単に理解できる解説

【保存版】ラグビーのルール・初心者にわかりやすく簡単に理解できる解説
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昨年開催されたラグビーワールドカップ日本大会は、日本代表チームだけに限らず世界のトッププレーヤーたちの白熱した試合を思う存分で楽しむことができ、日本中が大いに盛り上がりました。

屈強な男たちが、何度倒されても立ち上がり抜群のチームワークで敵からトライを奪う姿にドキドキワクワクさせられましたよね。

このワールドカップがきっかけで、すっかりラグビーの虜になった!という人も多いと思います。

しかし、せっかくラグビーに興味をもったのにルールがわからない、難しいなんていう方に今回は、ラグビーのルールを初心者でも分かりやすく簡単に理解できるように解説していきます。

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ラグビー初心者が知っておきたい基本的なルール【7つのポイント】

①ラグビー「陣取りゲーム」

ラグビーは、サッカーのようにゴールがあるわけではなく、また陸上や水泳のようにタイムを競うスポーツでもありません。

持ったボールを後ろの仲間へ次々にパスをだし、タックルで敵の守備を倒しながら相手のゴールラインめがけて前進していくスポーツです。

広いピッチのうえで、どうやって敵の陣地を奪っていくかが大きなポイントであり、そのためにどんな手段や作戦を使うかが問われる頭脳戦でもあります。

そしてそこがラグビーの一番の魅力です。

②試合の人数は15対15

ラグビーの試合でピッチに立てるのは1チーム15人。相手チームと合わせると合計30人でプレーをすることになります。

控え選手として登録されるのは1チーム8人で、ピッチに立つ選手と合わせると1チーム合計23人が登録されます。

選手がつける背番号は、1~23番まででポジションごとに番号が決められているので、どのチームの試合を見るときでも、背番号を見ればその選手がどんな役割を担っているのかすぐにわかります。

【FW~フォワード】

1・3番・・・・プロップはスクラムの中心的役割を果たすポジションです。スクラムで積極的に敵陣地に押し込だり、モールの時は耐えたりとその強靭なパワーでチームを支える役割を担っています。

2番・・・・フッカーはスクラムの時にボールを足で操ったり、ラインアウトの時にボールをピッチに入れたりする役割の選手です。器用で身のこなしの上手さが求められます。

4・5番・・・・ロックはラインアウトでは空中戦を繰り広げ、地上では敵をなぎ倒して敵陣地へ進んでいくポジションです。背が高くガッチリした選手が多いです。

6・7番・・・・フランカーはスクラムの側面に位置する選手で、位置的にスクラムからすぐ離れることができるのでそこから速い攻撃に持ち込むなど、常に圧倒的な運動量で攻撃的にプレーをする役割を担っています。

8番・・・・ナンバーエイトと呼ばれFWへ的確に指示をするリーダーです。ラインアウトで飛んだり攻撃や守備に参加したりと総合的に高いレベルを求められます。

【BK~バックス】

9番・・・・スクラムハーフは一言でいうと戦略家。常にボールを追い攻撃のリズムを作るポジションです。

10番・・・・スタンドオフはチームの司令塔でスクラムハーフからボールを貰い、どこに投げどんな流れの攻撃を作るかなどを考えるゲームメーカー的存在です。

12・13番・・・・センターは激しい攻撃されても相手に倒されず、守備では相手を食い止めることができるポジションです。強いフィジカルと高いスキルが求められます。

11・14番・・・・ウイングは仲間がつないだボールをトライにつなげるポジションです。相手の守備を軽快かつ確実に突破する能力が必要とされます。

15番・・・・フルバックは一番後ろで相手の攻撃を防ぎ、時には自ら攻撃しチャンスを作ることもあるポジションです。

③試合時間は40分の前後半

ラグビーの試合時間は、前半40分/後半40分の合計90分間で行われます。

ハーフタイムは15分以下と決められています。

④ノーサイド=「試合終了の合図」

審判による試合終了の合図をノーサイドといいます。

ノーサイドは世界的にみると現在ではあまり使われなくなっており、試合終了は「フルタイム」という言葉が一般的なようです。

しかし、ノーサイドは試合中どんなに激しくぶつかりあったとしても、試合終了=ノーサイドになれば敵味方関係なく、お互いの健闘を称え合おうというラグビー精神を現す言葉でもあります。

ぜひこれからもなくなることなく残していってもらいたいと思います。

⑤タックルをしてもいいのはボールをもっている選手だけ

守備の選手がボールを持つプレーヤーへぶつかっていき、前へ進むのを阻むプレーをタックルといいます。

これぞラグビーというプレーですよね。このタックルはボールを持っている選手にのみ行っていいプレーです。

ボールを持っていない選手に突然タックルすることは危険な行為で禁止されています。

⑥ノックオン・スローフォワード

ラグビーの大原則として、ボールを前へと進めたり落としたりすることはできません。

必ず後ろにいる仲間へパスして敵陣内へと進んでいきます。

ノックオンとは、プレー中にボールを前に落としてしまうことをいい、スローフォワードとは、ボールを前にいる味方にパスすることを指します。

また、故意に相手のボールをたたき落としたり、わざとノックオンさせたりするなど相手のプレーを邪魔することを、インテンショナルノックオンといいます。

⑦スクラム

スクラムとは、反則や試合再開の時に行うセットプレーのことです。

FWの8人で組み、最前列(フロントロー)の3人・セカンドロー(2列目)の2人・バックロー(3列目)の3人で構成されます。

審判の「クラウチ」(腰を落とす)・「バインド」(相手を掴む)・「セット」(組み合う)のコールで押し合い、そのスクラムの中にボールを投げ入れ奪い合います。

試合を優位に進めるためにはこのスクラムはとても重要なカギとなります。

ラグビーの得点

ラグビーの得点については、下記のとおりになります。

・トライ→相手のゴールライン内でボールをピッチにつけることで5点加算されます。

・コンバージョンゴール→トライを決めた時に与えられるキックで、トライした地点つまりゴールライン内のボールをピッチにつけた地点の延長線上の好きな場所からゴールキックを蹴り、決めることができると2点追加されます。

・ペナルティゴール→相手チームが重い反則をしたときに与えられるキック。ペナルティを取られた地点からキックし、決まれば3点追加されます。

・ドロップゴール→ピッチ上でボールをワンバウンドさせキックしゴールを決めることで、入れば3点追加されます。

・認定トライ(ペナルティトライ)→ディフェンス時に、その反則がなければ間違いなくトライが決まっていたと審判が判断した時に認定されるトライで、認定されると7点追加されます。

ラグビーの反則について

代表的な反則としては、ノックオン・スローフォワードの他に、

・オフサイド→ボールの位置より前からプレーに加わる行為。

・ノットリリースザボール→タックルされた時にボールを離さない行為。

・ノットロールアウェイ→タックルされた選手が倒れているのに離れない行為

・ハイタックル→肩より上、顔面や頭部を狙ったタックルで非常に危険。

・ノーバインドタックル→ただ相手にぶつかっていくだけのタックルで非常に危険。

・ノーボールタックル→ボールを持っていない選手にタックルすること。

・オブストラクション→相手のプレーを妨害するタックル。

・ショルダーチャージ→肩や肘から相手にあたっていくタックルで非常に危険。

・ホールディング→タックル後、相手から離れず次のプレーを邪魔する行為

・コラプシング→スクラムを故意に崩す行為

・イリーガルホイール→スクラムを故意に回す行為

・アーリーエンゲージ→審判のコールの前にスクラムを組んでしまうこと。

・アーリープッシュ→ボールがスクラムの中に入る前に押してしまうこと。

あまりにも危険なプレーをしたと審判に判定された選手や、同じ反則を何度もする選手は10分間の退場処分になることもあります。

ラグビーのルールを深く理解して楽しく観戦しよう

ラグビーのルールは今回ご紹介したものだけではありません。

たくさんあって覚えきれない!と思うかもしれませんが、ルールを知ることでラグビーの試合をより楽しく観ることができるようになり、さらに深くラグビーの面白さを発見することができるはずです。

また、ラグビーのルールを理解することで、どのポジションの選手がどんな動きをするのかなど見るポイントも大きく変わってきます。

そうすると選手1人1人動きや相手チームとの駆け引きなどを見る楽しみも変わってきます。

【保存版】ラグビーのルール・初心者にわかりやすく簡単に理解できる解説|まとめ

最初は、ただ純粋に楽しくラグビーを観戦することだけで十分です。

ルールがよくわからなくてもまずはラグビーの面白さに触れワクワクすることが大切です。

すると次第に自然と「こんな時はこう動くんだ」とか「だから今ペナルティを取られたんだ」など何となくルールがわかってくるようになります。

そこからがポイントです!

それが自然とわかってきたら、改めてルールを正しく理解してみましょう。

そうすることによって新しい視点で改めてラグビーの楽しさや奥深さをすることができるはずです。