2022年カタールワールドカップのアジア最終予選が白熱してますね。一時はワールドカップ本戦出場が絶望的な状況でしたが、次の一戦で勝利すればW杯出場が確定するところまで漕ぎつけました。
次の一戦は、3月24日オーストラリアとの戦いです。宿命のライバルであるオーストラリアとは、過去に何度もアジア最終予選で熱戦を繰り広げてきました。
でも、ふと「何でオーストラリアとアジア最終予選で戦うの?」と疑問に思ったことはありませんか。そして、気になる一戦なのにアウェーでの戦いなので、残念ながら地上波での放送がありません。
ということで、今回は「なぜオーストラリアがアジア枠なのか?」、そして「オーストラリアとの熱戦をライブで観戦するにはどうすればいいのか?」について紹介していきます。
目次
なぜ、オーストラリアはアジア枠なの?
オーストラリアは、もともとはオセアニアサッカー連盟(OFC)に加盟していました。しかし、2006年からアジアサッカー連盟(AFC)に転籍しました。
転籍した理由は大きく次の2つです。
オーストラリアがアジアサッカー連盟に転籍した理由
- AFCは『W杯出場枠』がOFCより多いから
- OFCより強豪と対戦する機会が増え、強化につながるから
それぞれの理由を詳しく説明していきますね。
アジアサッカー連盟は『W杯出場枠』が多いから
1つ目の理由は、AFCのほうがOFCよりW杯出場枠が多いからです。W杯の出場枠は大会ごとに変動しますが、2022年のカタール大会ではAFCが『4.5』に対してOFCは『0.5』です。
「OFCの『0.5』って、どういう意味?」
この意味は、オセアニア予選で1位になっても大陸間プレーオフを勝ち抜かないとW杯本大会の出場権を得られないということです。
大陸間プレーオフ
4つの大陸連盟から各1チーム、計4チームが参加。抽選によって2つの対戦カードが組まれる。例年とは異なり中立地での一発勝負で行われ、勝者2チームが本大会への出場権が与えられる。
引用元:Wikipedia
オーストラリアにしてみれば、出場枠が4つも違うのでAFCに転籍したほうがいいということになりますよね。
強豪と対戦する機会が増え、強化につながるから
もうひとつの理由がAFCに転籍すれば、日本・韓国・サウジアラビア・イラン等、W杯出場経験のある強豪国と対戦することができます。さらに、W杯予選だけじゃなく、アジア杯やAFCチャンピオンズリーグに出場できるようになり、強化につながります。
AFCチャンピオンズリーグは、国際サッカー連盟(FIFA)が主管し、アジアサッカー連盟(AFC)が主催する、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会である。
引用元:Wikipedia
OFC加盟国は、オーストラリアにとっては格下ばかりなので代表チームの『強化』のためにもAFCに転籍したほうがいいということになります。
アジア予選の突破条件は?
では、次のオーストラリア戦でW杯出場が決まる可能性があるので、アジア最終予選の突破条件を整理しておきましょう。
オーストラリアに勝った場合
次の一戦に勝利した場合は、グループ2位以上が確定になります。
したがって、残り1試合の結果に関係なく日本代表のカタールワールドカップの出場が決まります。
オーストラリアに引き分けた場合
オーストラリア戦に引き分けた場合は、ワールドカップ出場は確定しないものの、日本代表はグループ2位をキープできます。
この場合は、オーストラリア戦の次の最終戦の結果しだいということになります。
最終戦で日本がベトナムと引き分け以上の場合
日本代表の最終戦は、ホームの『埼玉スタジアム2002』にベトナムを迎えての一戦です。この最終戦に日本が引き分け以上なら他会場の結果に関係なく本大会出場が決定します。
最終戦で日本がベトナムに負けた場合
一方で、ベトナムに敗れた場合でも、オーストラリアが最終戦で引き分け以下なら日本は本大会に出場できます。
オーストラリアに負けた場合
では、次の一戦で敗れた場合はどうなるんでしょう。
この場合は、グループ3位に転落して、自力での本大会出場が消滅します。
ただし、この場合もオーストラリア戦の次の最終戦の結果しだいです。
最終戦で日本がベトナムに勝った場合
日本がベトナムに勝った場合は、オーストラリアが最終戦で引き分け以下なら日本のW杯出場が決まります。
最終戦で日本がベトナムと引き分けの場合
日本がベトナムと引き分けの場合は、オーストラリアが最終戦で負ければ日本のW杯出場が決まります。
最終戦で日本がベトナムに負けた場合
日本がベトナムに負けた場合は、オーストラリアも最終戦に負けると勝ち点で並ぶため得失点での勝負になります。
しかし、現時点で得失点はオーストラリアが日本を上回っているため、得失点での勝負になるとかなり分が悪い戦いになります。
予選グループ3位の場合はどうなるの?
では、オーストラリアとの2位争いに負けて予選グループ3位で最終予選を終えた場合はどうなるのでしょうか。
日本は予選Bグループになるのですが、「Aグループ3位」と「Bグループ3位」でプレーオフを戦うことになります。
アジアプレーオフは、一発勝負です。この試合の勝者が大陸間プレーオフに進出。
そして、大陸間プレーオフも一発勝負となり、勝つことできればW杯の出場権を獲得することできます。
つまり、予選グループ3位になってしまうと、プレーオフを2試合とも勝たなければならず茨の道を歩まなければならなくなります。
ぜひとも、オーストラリア戦を勝利してW杯出場を決めてほしいものです。
オーストラリアとの『運命の一戦』を観戦する方法は?
冒頭でも言いましたが、今回のアジア最終予選はアウェーでの戦いは、地上波でのテレビ放送がありません。
そして、3月24日のオーストラリア戦は日本代表にとってアウェーでの試合。
したがって、この試合はDAZNでの独占放送が決まっています。オーストラリアとの大事な一戦、ライブで声援を届けるためには、どうすればいいのでしょうか?
オーストラリアを観戦するには、次の3つの方法があります。
- 「DAZN(ダゾーン)」に加入する
- povo2.0の「DAZN使い放題パック(7日間)」を購入する
- 「DAZN for docomo」に加入する
「DAZN(ダゾーン)」に加入する
1つ目の方法が通常の「DAZN」に加入する方法です。
料金プランは、月間プランが3,000円(税込み)。その他、年間プランや年間視聴パスなどの料金プランがあります。
詳しくはこちらからご覧ください。
povo2.0の「DAZN使い放題パック(7日間)」を購入する
povo2.0をご利用の方は、2つ目の「DAZN使い放題パック(7日間)」というトッピングを購入することで、オーストラリア戦を視聴できます。
この方法は、DAZNをスポット的に視聴したい方におすすめです。7日間だけですが、760円(税込み)で利用できます。
「DAZN for docomo」に加入する
そして、3つ目が「DAZN for docomo」に加入する方法です。このDAZN for docomoは、月額1,925円(税込み)ですが、始めての方は初月無料で加入できます。
さらに、docomoユーザー以外でも利用可能になっています。
【今さら聞けない】オーストラリアはアジア枠?なぜサッカー日本代表と最終予選? | まとめ
いよいよ宿命のライバルであるオーストラリアとの運命の一戦!
「なぜオーストラリアがアジア予選で戦ってるの?」という疑問が解消されたのではないでしょうか。
いずれにしても、この試合で負けてしまうと「カタールワールドカップへの道」がさらに険しいものになってしまいます。
ぜひとも、日本代表にはオーストラリア戦に勝利して、ワールドカップ本戦出場を決めてもらいたいですよね。
そのためにも、3月24日の当日にはライブ観戦をして、日本代表に熱い想いを届けましょう!