2020年7月24日に開幕が迫った東京オリンピック。
昨年開催されたラグビーワールドカップによって日本中でラグビー熱が高まるなか、東京オリンピックでも素晴らしい活躍が見たいとラグビーファンの期待も大きく膨らんでいます。
前回のリオデジャネイロオリンピックのラグビー競技は、男子ではフィジーが金メダル、イギリスが銀メダル、南アフリカが銅メダルを獲得しており、日本代表男子はなんと4位！
あと一歩でメダルを獲得できるという素晴らしい結果を残しました。
そして、女子はオーストラリアが金メダル、ニュージーランドが銀メダル、カナダが銅メダルと獲得。日本代表女子は10位で残念ながら1次リーグ敗退という悔しい結果に終わっています。
今回は、東京オリンピックのラグビー競技日程や会場、開始時間や会場へのアクセス方法について調査してみました。
観戦に行く予定の方だけでなく、テレビで声援を送ろうと思っている方など、是非参考にしてみてください。
目次
東京オリンピック2020ラグビー競技種目
東京オリンピックのラグビー競技は、男子と女子それぞれで試合が行われます。
日本代表チームは、男子はセブンズジャパン、女子はサクラセブンズという愛称で親しまれています。
男子セブンズジャパンの注目選手といえば、15人制ラグビーワールドカップでも活躍した福岡堅樹選手。現在は怪我のため調整中ですが、その調整が間に合いチームに合流することができれば、オリンピック出場の可能性も十分あるでしょう。
そして、サラリーマンとしての仕事とラグビーを両立するというちょっと変わった経歴を持っている加納遼大選手。
スーパーサラリーマン、加納遼大。アジア大会での金メダル獲得で「感謝」を。https://t.co/Lq6NB8mJwF#セブンズ #加納遼大 #アジア大会 pic.twitter.com/f8Z9WTeMge
— ラグビーリパブリック｜RUGBY REPUBLIC (@RUGBY_REPUBLIC) August 30, 2018
しかし、セブンズの選手として選手生活に集中したいとの思いから所属会社と話し合い、現在は職場に籍を置きながらもラグビー中心の生活を送っています。
そんな加納選手は、ディフェンスに当たられても体制を崩すことなく、持ち味の俊足でゴールラインまで走り抜けることができるフィジカルの強さが大きな武器です。きっと東京オリンピックの舞台でも華麗なトライを見せてくれることでしょう。
女子サクラセブンズの注目選手は、先日開催されたワールドラグビーセブンズシリーズでチームキャプテンを務めていた堤ほの花。
軽快なフットワークで相手の守備を翻弄。小柄ですがチームでもトップレベルを誇る俊足の持ち主です。
リオデジャネイロオリンピックでの苦い経験を糧に、東京オリンピックではではきっとプレーでもメンタル面でもチームを力強く引っぱってくれるリーダーとなってくれるはずです。
東京オリンピック2020・7人制ラグビーのルール
東京オリンピックでのラグビー競技は7人制で行われます。
使用するグラウンドは15人制ラグビーと同じ広さで、フォワード3人・バックス4人の合計7人1チームでプレーします。
試合時間は、前半7分・後半7分の合計14分間となっており、ハーフタイムは2分間で競います。選手の交代は1試合で5人まで可能です。
得点は、敵のゴールライン内でボールを地面につける「トライ」（5点）、トライを奪ったあとゴールポストの間を狙ってキックができる「コンバージョンゴール」（2点）、プレーの中でゴールポストの間を狙いボールをワンバウンドさせてキックする「ドロップゴール」（3点）、プレー中の反則時に与えられる「ペナルティキック」（3点）の4種類があります。
7人制ラグビー得点の内訳
●「トライ」（5点）
●「コンバージョンゴール」（2点）
●「ドロップゴール」（3点）
●「ペナルティキック」（3点）
スクラムは３人で組みます。15人制と違ってスクラムを組んでからボールがスクラムを出るまでの展開がはやいので、とても見ごたえがあります。
7人制ラグビーは、一人一人の守備範囲が広いので必然的にスピーディな展開になり、またディフェンスを交わすことができれば、そのままトライに繋がるという場面がとても多くそこが魅力の一つです。
試合開始から終了まで、質を落とすことなくプレーを続けられる体力も重要になってきます。そのなかで巧みな技や試合を読む洞察力と決断力、瞬発力はプレーする選手には不可欠な要素になってきます。そのため全てのポジションにおいてレベルの高い技術が求められます。
こちらでは、7人制ラグビーのルールをわかりやすく伝えていますので、是非ご覧になってください。
『東京オリンピック2020』ラグビーの競技日程
東京オリンピックのラグビー競技の日程は下記のとおりとなっております。
【男子】
2020年7月27日（月）
9時～12時 予選ラウンド(6試合) 16時30分～19時30分 予選ラウンド(6試合)
2020年7月28日（火）
9時～12時 予選(6試合) 16時30分～19時30分 9~12位決定戦(2試合) 男子準々決勝(4試合)
2020年7月29日（水）
9時～12時 11・12位決定戦 9・10位決定戦 5~8位決定戦(2試合) 準決勝(2試合)
16時30分～19時30分 7・8位決定戦 5・6位決定戦 3位決定戦 決勝・表彰式
【女子】
2020年7月30日（木）
9時～12時 予選ラウンド(6試合) 16時30分～19時30分 予選ラウンド(6試合)
2020年7月31日（金）
9時~12時 予選ラウンド(6試合) 16時30分～19時30分 9~12位決定戦(2試合) 準々決勝(4試合)
2020年8月1日（土）
9時～12時 11・12位決定戦 9・10位決定戦 5～8位決定戦(2試合) 準決勝(2試合)
16時30分～19時30分 7・8位決定戦 5・6位決定戦 3位決定戦 決勝・表彰式
日程を見てみると男子は7月29日（水）、女子は8月1日（土）にメダルを獲得するチームが決まる予定となっています。
『東京オリンピック2020』ラグビーの競技会場とアクセス
東京オリンピックのラグビー競技の会場となるのは、東京都調布市にある東京スタジアムです。別名「味の素スタジアム」とも呼ばれている施設です。
東京オリンピックではラグビーのほかに、サッカーや近代五種の競技も開催される予定となっています。
収容人数はおよそ4万8千人。フィールドは天然芝です。通常時は、大きなイベントやコンサートなどで使用されており、JリーグFC東京のホームスタジアムとしても利用されています。
そんな東京スタジアムへのアクセス方法は下記のとおりとなっています。オリンピック開催時は通常のアクセス方法と異なりますのでご注意ください。
また、オリンピック開催期間中は大変な混雑が予想されますので、事前によく調べ当日は時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
【東京スタジアムへのアクセス方法】
京王線「飛田給駅」「西調布駅」下車徒歩
小田急小田原線「狛江駅」下車後シャトルバス乗車
JR中央線、西武玉川線「武蔵境駅」下車後シャトルバス乗車
西武多摩川線「多磨駅」下車徒歩
京王線「調布駅」下車後シャトルバス乗車
『東京オリンピック2020』ラグビー競技日程＆会場や開始時間とアクセスを調査・まとめ
先日開催されたHSBCワールドラグビーセブンズ2019-2020第4戦オーストラリア大会で、男子セブンズは13位という結果でした。
東京オリンピックへ向けチームとしては着実に1つにまとまってきていますが、なかなか結果に結びつかない苦しい状況です。
また女子セブンズは9位でしたが、最後の試合ではスペイン代表から勝利をもぎ取ることができ、それは大きな成果だったといえるでしょう。
東京オリンピックまであと5か月弱。男子女子共にそれまでの間にどこまでレベルを上げていけるのか、成長を遂げることができるのかが大きなポイントになってきます。
そして今大会はどこの国がメダルを獲得するのでしょうか。日本はメダルに手が届くのかどうか今からとても楽しみです。
私たちも選手に熱い声援を届けましょう！！！
